親なるもの断崖|電子コミック試し読み(iPhone対応)
親なるもの断崖|あらすじネタバレ
「親なるもの断崖」という漫画が売れているそうですね。
タイトルを聞いただけでは内容がまったく想像出来ませんでした。
でも読んでいくうちに、重くて、暗いこの時代の日本の黒い歴史が浮かび上がってきます。
当時の貧しかった農村の暮らし、男の子は働き柱として、
女の子は女工になるか、女郎になるかしか生きられなかった時代、
あまりにも悲しすぎます。
映画でいうと女工を描いた「ああ、野麦峠」
泉谷しげるのデビューアルバムに収録されている
「うられうられて」を思い出しました。
昭和2年4月、身売された、4人の娘。
東北から海を渡り、北海道室蘭の幕西遊郭に売られてきた。
16歳の松恵、その妹で梅11歳。13歳の武子、11歳の道子。
奈落の底で、血を吐くような少女たちの人生の壮絶な物語。
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親なるもの断崖|身売りされた4人の娘の物語
幕西遊郭の富士楼へやってきた4人を迎えるのは、
欲にまみれたとんでもない女将。
この女将がほんとに怖い!
この作品のポイントになっています。
ここまで描ける作者はやはり上手いというべきか…。
案内人である下田が、うどんを4人の娘の方へ差し入れようとすると、
「あたしゃ、頼んでないけどね。」
なんと、それを蹴っ飛ばして罵倒する女将。
床にちらばったうどんを必死に食べる4人…。
そして、なんと、一番年上の松恵に、
「お前16歳だったね?」と
着いたその日の夜から客をとらされてしまうことに…。
16歳の松恵にはそのことを受け入れることができず、
ショックで自殺してしまいます。
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